2018-08-20

【2018年度版】ベトナムにおける役職毎の給与水準の動向

昨年末には、今回で10回目となる給与昇給率調査を実施し、お蔭様で205社319拠点の企業様にご回答協力をいただきました。ご協力いただきました皆様に改めて感謝申し上げます。

さて、今回は、1~4月の昇給シーズンが終わった直後に実施した最新の調査結果より、役職ごとの給与水準の動向について概観します。

 

【ベトナム人社員】役職毎の平均給与額(中央値) ※単位:KVND

 

管理職では、課長レベルは13.2%上昇して30,000KVND超へ。

上記のデータのうち、特に管理職の給与動向について着目してみます。

2015年以降、課長レベルの相場は27,000KVND程度に落ち着いていましたが、今年は30,000KVNDを超え、再び上昇傾向となりました。一方で、部長レベルについては2.9%上昇と微増。役員レベルは、一昨年水準の70,000KVND前後まで揺り戻しとなり、まだ相場が安定していません。

業界や従業員数等によりセグメントを指定したデータに関しては、給与昇給率調査報告書の詳細版に掲載しておりますので、内容に関してご確認されたい場合は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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ライター

前田純

前田純

ICONIC 組織人事コンサルティング部。名古屋大学を卒業後、日本の会計事務所にて約4年間、中小企業の会計・税務といった「カネ」に関する業務を行う。その後、「モノ」を扱う製造業を経て、2015年よりベトナムへ進出。ICONICにてベトナムにおける人事労務に関する業務を行うことで、世の中の「ヒト・モノ・カネ」について国内外を通して経験。

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