2014-06-24

日本人現地採用のすすめ(前編)

弊社では主に日本語が出来るベトナム人の方々を各日系企業様にご紹介させていただいていますが、同時に日本人現地採用に関する人材もご紹介させていただいております。今回と次回の二回に分けて、日本人現地採用の最近の動向について考えてみます。

 

そもそも現地採用を大まかに定義すると、

・日本本社採用ではなく、ベトナム現地法人もしくは駐在事務所との雇用契約を締結する。
・待遇・契約期間もベトナム国内事情に準ずる。

となります。

 

現地採用日本人を採用するメリットとしては、

・駐在員1名にかかる年間費用1,000~2,000万円に対して、現地採用の場合、年収+海外保険料+諸経費で400~500万円程度(月給2,500USDで換算)と3分の1程度に経費削減ができる。
・駐在員交代のたびに起こりうる社内体制の変更に対し、日本人現地採用がいることで、対外的・社内的な影響を最小化できる。
・駐在員よりもローカルに溶け込んでいる日本人現地採用社員が駐在員とローカルスタッフ間の橋渡し役となり、社内風土の醸成に大きな役割を果たしてくれる。

こんなプラス効果が考えられる現地採用ですが、一体どんなバックグラウンドを持った日本人が多いのでしょうか。

 

①大学新卒者もしくは卒業したばかりの既卒者・元留学生・語学研修生
②20−30歳前半の若手社会人
③30歳代後半から40歳代後半の中堅・幹部候補
④50歳代以降のベテラン・セミリタイア
⑤駐在員の配偶者
⑥①~⑤以外

以上の6つのスペックの方々は、具体的にどのような背景・マインドを持ってベトナムでの就業を検討されているのでしょうか。後編に続きます。

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ライター

前田純

前田純

ICONIC 組織人事コンサルティング部。名古屋大学を卒業後、日本の会計事務所にて約4年間、中小企業の会計・税務といった「カネ」に関する業務を行う。その後、「モノ」を扱う製造業を経て、2015年よりベトナムへ進出。ICONICにてベトナムにおける人事労務に関する業務を行うことで、世の中の「ヒト・モノ・カネ」について国内外を通して経験。

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