2018-02-28

【2017年-2018年】インドネシアの給与動向調査結果について

昨年末、インドネシアにおける給与・昇給率調査を実施しました。
ご協力いただきました企業様につきましては、改めて感謝申し上げます。

本記事では調査結果の概況をお伝えします。
今回は特に、課長(マネージャークラス)の給与について、相場形成が成され落ち着いて来た様子が見られました。
詳細は以下をご参照ください。

 

インドネシア人社員・課長クラスの給与動向(中央値)

2017年度の実績では、各社の課長クラスの月給の下限値~上限値の中央値は、1,280万~2,220万ルピアで昨年とほぼ横ばい。各社の平均給与の中央値は1,800万ルピアで、昨年の1,550万ルピアからは上昇が見られました。

なお主任クラスは740万~1,150万ルピアで、1,200万ルピア前後が、課長とそれ以下の境目となります。

課長クラスの年齢は、中央値で37~46.5歳となっており、37歳で給与が1,200万ルピア強、というのが現状で最も標準的な課長のスタートラインと言えます。

 

インドネシア人社員・昇給率の動向(中央値)

①ホワイトカラー非管理職
2016年 10% → 2017年 8.6% → 2018年(予測) 8.0%
上記の様に、少しずつですが減少傾向が見られます。
 
②管理職
2016年 7.8% → 2017年 7.0% → 2018年(予測) 5.0%
こちらも減少傾向が見られます。
管理職という性質上昇給率は人によって大きく差が出るものですが、各社の最大の昇給率の平均でみると2017年の20.2%に比べ、2018年の予測は10%となっており、管理職の給与もある程度落ち着いてきた事が伺えます。

 

より詳細なデータにつきましては、昇給率調査報告書をご用意しております。
給与額や昇給率以外にも、手当・福利厚生の導入状況等の調査結果も掲載しておりますので、内容をご確認されたい場合はお気軽にお問い合わせ下さい。

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ライター

前田純

前田純

ICONIC 組織人事コンサルティング部。名古屋大学を卒業後、日本の会計事務所にて約4年間、中小企業の会計・税務といった「カネ」に関する業務を行う。その後、「モノ」を扱う製造業を経て、2015年よりベトナムへ進出。ICONICにてベトナムにおける人事労務に関する業務を行うことで、世の中の「ヒト・モノ・カネ」について国内外を通して経験。

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