ベトナムで人を採用する上で、職位別に大まかなベトナムの給料を把握しておく必要がありますね。
今日は、日系企業で働くスタッフレベル及び管理職レベルのベトナム人ローカルスタッフの2014年度の調査で分かった平均給与を公開します。(ICONIC 調べ)
スタッフ職
スタッフ職は女性の割合がやや高いが、月額給与平均額は、男性が月額415ドル、女性が月額383ドル。額としては、管理職のほぼ半分である。給与水準は、年齢、会社規模(従業員数)、勤続年数と基本的には大きな相関はないが、30歳前半までは年齢とともに上昇する傾向が見られました。
管理職 男性が占める割合が61%
管理職は、男性が占める割合が61%と高く、月額給与平均額も以下の様に差がでてます。男性が947ドル、女性が782ドル、約21%高いです。給与水準は、年齢、会社規模(従業員数)、勤続年数と相関がなく、管理職は基本的には能力評価と言えます。
金融・証券・保険(金融業務)最も高い
業種・職種共に、金融・証券・保険(金融業務)が最も高く、次いでITエンジニアという結果でありました。製造業(機械・電気・金属等)分野のエンジニアのうち、上位2割程度はITエンジニアと同等の給与レベルとなっています。それ以外の業種に関しては、およそ月額500~900ドル前後で推移しています。
まとめ
ベトナム人平均給与は、高くても1ヶ月1,000ドル前後であることが分かりました。IT人材は不足しており、日本語が話せるベトナム人IT人材はほとんど居ない。それにより、IT業界全体の給与相場が高まっているのが最近の傾向ですね。