2020-03-23

【2019年度版】ベトナムにおける昇給率の動向

2019年12月に実施いたしました弊社昇給率・賞与調査は、お蔭様で197社302拠点の企業様にご回答協力をいただきました。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

さて今回は、最新の調査データに基づき、2017年11月、2018年5月、2019年12月の3ヶ年における調査結果の推移を見ながら、昇給率の動向をお伝えいたします。

【ベトナム人社員】昇給率の経年推移(中央値)

減少が続くも最大昇給率はキープ

平均昇給率の実績値は、基本的には2011年以降から続く右肩下がりの減少トレンドであり、管理職ではやや上昇が見られるものの7%台、ホワイトカラー非管理職やブルーカラーでは8%台で昨年と比べてほぼ横ばいでした。

一方、2020年における平均昇給率の予測値は、2019年実績値に比べてやや抑えた数値となっています。

また、最低昇給率は、減少傾向から一転していずれも5%程度に留まりました。

パフォーマンスの高い社員の方に対する最大昇給率は、まだ減少傾向が見られません。パフォーマンスの高い社員には引き続き、これまでと同水準の昇給率で還元しようとする姿勢が窺えます。

業界や従業員数等によりセグメントを指定したデータに関しては、「給与昇給率調査報告書の詳細版」に掲載しておりますので、内容に関してご確認されたい場合は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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ライター

前田純

前田純

ICONIC 組織人事コンサルティング部。名古屋大学を卒業後、日本の会計事務所にて約4年間、中小企業の会計・税務といった「カネ」に関する業務を行う。その後、「モノ」を扱う製造業を経て、2015年よりベトナムへ進出。ICONICにてベトナムにおける人事労務に関する業務を行うことで、世の中の「ヒト・モノ・カネ」について国内外を通して経験。

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