2020-04-28

【2019年度版】ボーナスと初任給の動向

2019年12月に実施いたしました弊社昇給率・賞与調査は、お蔭様で197社302拠点の企業様にご回答協力をいただきました。この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

さて今回は、最新の調査結果より、ボーナスと初任給の動向をお伝えいたします。

【ベトナム人社員】ボーナス平均支給額の経年推移(中央値)

※上記ボーナスには、いわゆる13ヶ月目の給与を含みます。

【ベトナム人社員】初任給の経年推移(中央値)

※単位=KVND

ボーナスの平均支給額は微増、初任給は大学新卒・ブルーカラーともに大きく上昇

【ボーナス】
ボーナスの平均支給額(いわゆる「13ヶ月目の給与」を含む)については、ここ数年の支給レンジをやや上回る結果となりました。「13ヶ月目の給与」の慣習が根強く残っているため、支給額としては1ヶ月分程度が多数を占めるものの、業績等に応じてボーナスに弾力性を持たせようとご相談いただくケースは増えてきています。

【初任給】
大学新卒の初任給(中央値:単位KVND)については、ここ数年と比較して大きく上昇しています。
ブルーカラー雇入れ時給与(中央値:単位KVND)については、こちらも近年と比較して大きな上昇となっています。2020年1月における都市部(第一種)の地域別最低賃金の上昇率は5.7%(4,180→4,420)なので、その上昇率を上回っていることになります。

業界や従業員数等によりセグメントを指定したデータに関しては、給与昇給率調査報告書の詳細版に掲載しておりますので、内容に関してご確認されたい場合は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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ライター

前田純

前田純

ICONIC 組織人事コンサルティング部。名古屋大学を卒業後、日本の会計事務所にて約4年間、中小企業の会計・税務といった「カネ」に関する業務を行う。その後、「モノ」を扱う製造業を経て、2015年よりベトナムへ進出。ICONICにてベトナムにおける人事労務に関する業務を行うことで、世の中の「ヒト・モノ・カネ」について国内外を通して経験。

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