2018-01-22

【2017年度版】ベトナムにおける役職毎の給与水準の動向

昨年末には、今回で9回目となる給与昇給率調査を実施し、お蔭様で212社303拠点の企業様にご回答協力をいただきました。ご協力いただきました皆様に改めて感謝申し上げます。

テト休暇前には社員の昇給について検討されている企業様も多いかと存じます。
今回は2017年度の給与昇給率調査結果より、役職ごとの給与水準の動向について概観します。

 

【ベトナム人社員】役職毎の平均給与額(中央値)

 

管理職では部長クラスで漸増、役員クラスは引き続き上昇しUSD3500台へ

上記のデータのうち、特に管理職の給与動向について着目してみます。

【管理職】課長+の平均給与額は、USD1,186(2016年)→USD1,207(2017年)
2015年以降、課長クラスの相場はUSD1200程度に落ち着いており、今年も大きく変動することもなく、相場形成がなされてきたと考えられます。

【管理職】部長+の平均給与額は、USD1,809(2016年)→USD1,868(2017年)
部長クラスについては上昇しているものの、その上昇幅は抑えられてきており、相場が固まりつつあるようです。

【管理職】役員の平均給与額は、USD3,229(2016年)→USD3,500(2017年)*上昇率8.4%
一方役員クラスは、相場上昇率+8.4%と引き続き、大きな相場上昇が続いております。

 

業界や従業員数等によりセグメントを指定したデータに関しては、詳細版をご用意しております。内容に関してご確認されたい場合は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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ライター

前田純

前田純

ICONIC 組織人事コンサルティング部。名古屋大学を卒業後、日本の会計事務所にて約4年間、中小企業の会計・税務といった「カネ」に関する業務を行う。その後、「モノ」を扱う製造業を経て、2015年よりベトナムへ進出。ICONICにてベトナムにおける人事労務に関する業務を行うことで、世の中の「ヒト・モノ・カネ」について国内外を通して経験。

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