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HRニュース

賃金

賃金
労働者・労働組合研究所で副所長を務めるファム・ティ・トゥ・ラン氏は、2024年5月に開催された「全国労働生産性向上フォーラム」において、労働生産性の向上には労働者が十分な賃金を確保できていることが重要であると指摘した。というのも、労働者が十分な賃金を確保できていない場合、勉強やスキルアップに向けた自己投資を行う余裕がなくなるからだ。
賃金
政府は、2024年7月1日から実施される給与改革に伴い、基礎賃金に代わる社会保険算定基準の導入を提案している。その背景には、公務員の給与制度を変更するにあたり、給与の算定基準として使用されていた基礎賃金が廃止されるが、退職年金や遺族基金といった社会保険政策における納付額及び給付額の算定基準としても基礎賃金が使用されている、という現状がある。
賃金
2024年7月1日から実施される給与改革に伴い、公務員等の賃金を算定する基準となっている基礎賃金が廃止される予定だ。民間企業の賃金に直接的な影響は及ばさないものの、民間企業の従業員が加入する社会保険の給付額は基礎賃金に基づいて算定されるため、これらの算定方法に関する見直しが迫られている。
賃金
2024年7月1日から給与改革が実施され、公務員の給与、退職金や社会保険給付金の支給額、および最低賃金の3つが同時に引き上げられる予定だ。公務員の給与は約30%、最低賃金は平均6%の引き上げが見込まれているが、退職金および社会保険給付金の引き上げ率については、政府機関の間で意見が割れており未だ確定していない。
賃金
ベトナムでは、2024年に最低賃金が6%引き上げられる予定だ。しかし国会では、改定後の賃金が労働者の最低生活水準を満たし、子ども養育費を賄うのに十分か否かについて、懸念の声が上がっている。企業の給与政策は雇用主と従業員の交渉によって決定されるよう労働法で定められているが、低技能労働者や単純労働者の賃金が極端に低い水準になることを防ぐ目的で最低賃金が規定されている。