2020-02-20

組織開発アプローチの実践 課題を把握して「対話」へ

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組織開発を実践するにはどうしたらよいか? まずは経営者のリーダーシップが重要です。なぜなら、会社のミッション、ビジョン、バリューを伝え、そのために必要な組織活性化に向けての取組みを、社員全員に宣言することからすべては始まるからです。

次に、現状分析が必要です。表面的な課題だけでなく、全体的な課題を把握します。「当社では社員の意見を聞いているので大丈夫」という方もいますが、把握できていない課題があると疑ってみるべきです。これには機密性を担保できる、外部の組織診断ツールを使うことをお勧めします。

取り組むべき課題が抽出できたら、それを社員に共有します。これも極めて重要なポイントで、組織開発は経営者や人事がリーダーシップを取りますが、取り組むのは社員だからです。社員を巻き込み、大きな波を起こすことが必要です。次は課題解決への取組みで、いわば治療フェーズへ進みます。これはプロジェクト形式で進めることが有効で、なぜなら組織開発アプローチのキーポイントは「対話」だからです。

成功している企業の多くは、この組織開発に本気で取り組んでいます。まずは一歩を踏み出すところから進めてみてはいかがでしょうか? 目指すところは、従業員一人一人が自ら主体的に考え、スピード感を持って行動する組織です。

当社では組織開発コンサルティングを行っておりますので、お悩み等ありましたらぜひお気軽にお問い合わせください。

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ライター

長浜みぎわ

長浜みぎわ

ICONIC 組織人事コンサルティング部統括部長/取締役/賃金管理士。 横浜国立大学卒業後、日本及びフランスの中小企業を対象とする経営コンサルティング企業にて、新規事業の開拓支援を行う。2006年より青年海外協力隊としてウガンダにて民間職業訓練校における人材育成需要及び労働市場で求められる人材需要に関する調査を実施。2007年に渡越後、三井住友銀行ホーチミン支店にて法人営業を担当。2010年、ICONIC取締役に就任。

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